GA4でAIからの流入を計測する方法|ChatGPT・Perplexity・Geminiの参照元を分ける手順
GA4でChatGPT・Perplexity・Geminiなど AI経由の流入を参照元で分けて見る方法を、探索レポートとカスタムチャネルグループの手順で解説します。

GA4 の標準レポートでは、対応するAIサービスからの流入を「AI Assistant」チャネルで確認できます。サービス別に見るには、参照元(ソース)で分けます。探索レポートで参照元を正規表現で絞り込めば、ChatGPT・Perplexity・Gemini などからのセッションを、数分で取り出せます。
この記事では、AI経由の参照元ドメイン一覧、コピペで使える正規表現、探索レポートとカスタムチャネルグループの作り方、そして計測の限界を、画面の項目名に沿って説明します。
この記事でわかること
- AI経由の流入が GA4 で分かりにくい理由が分かります。
- 参照元ドメインの一覧と、コピペ用の正規表現を紹介します。
- 探索レポートの作り方と、カスタムチャネルグループの設定手順を説明します。
- 計測の限界と、Brand UP の AI流入機能でできることを整理します。
結論:AI Assistantチャネルで全体を、参照元でサービス別に見る
GA4には、ChatGPT、Gemini、Copilotなどからの訪問をまとめるデフォルトの「AI Assistant」(AI アシスタント)チャネルがあります。Google公式ヘルプでは、対応するAIアシスタントの参照URLに一致すると、メディアを ai-assistant として分類すると説明しています。AI OverviewsとAIモードはこのチャネルに含まれず、Organic Searchに含まれます。
まず「トラフィック獲得」でセッションのチャネルを確認し、AI Assistantの行を見ます。次に「セッションの参照元」へ切り替えると、サービスごとの内訳を確認できます。2026年10月14日にBrand UPのGA4日本語画面でも、AI Assistantの行を確認しました。
参照元情報が欠けた訪問はDirectなどに入り、AI Assistantの数字だけではAIが影響したすべての訪問を把握できません。旧データやUTM付きリンクの分類も、実際の参照元・メディアで確認します。
AI経由の流入を見る目的は、AI上の露出が実際のサイト訪問につながっているかを確認することです。流入の規模が分かれば、AI対策にどの程度の優先度を置くかを、感覚ではなく数字で判断できます。ただし、AIの回答に引用されても、ユーザーがクリックしない場合が多く、流入の数は引用の数に比べて小さくなりがちです。計測の考え方は AI検索対策の改善ワークフロー で解説しています。流入だけでなく、言及率や引用率と併せて評価してください。Brand UPで計測できるAIの範囲はプランで異なり、ベーシックはChatGPTとAI Overviews、AIモードとGeminiはプロプランが対象です。
AI経由流入の参照元ドメイン一覧
AI経由の流入では、次の参照元ドメインが確認候補になります。すべての利用環境で同じドメインが記録されるとは限りません。ドメインは変更されることがあるため、実際のデータで確認しながら更新してください。
| AIサービス | 主な参照元ドメイン | 備考 |
|---|---|---|
| ChatGPT | chatgpt.com、chat.openai.com | 旧ドメインの chat.openai.com も残っている場合がある |
| Perplexity | perplexity.ai | www 付きで記録される場合がある |
| Gemini | gemini.google.com | Google の通常検索とは別のドメイン |
| Copilot | copilot.microsoft.com | Bing 経由の利用は判別が難しい |
| Claude | claude.ai | |
| You.com | you.com | |
| Bing | bing.com | 通常の Bing 検索と AI(Copilot)の区別がつかない |
Copilot と bing.com の扱い
bing.com は、Bing の通常検索からの流入と、Copilot の回答からの流入が同じ参照元で記録される場合があり、AI経由だけを切り出すことは困難です。このため、以下の正規表現には bing.com を含めていません。Copilot からの流入は、copilot.microsoft.com として記録された分だけを把握できると考えてください。
コピペ用の正規表現
参照元の絞り込みには、次の正規表現を使います。
chatgpt\.com|chat\.openai\.com|(www\.)?perplexity\.ai|gemini\.google\.com|copilot\.microsoft\.com|claude\.ai|(www\.)?you\.com
GA4 の「正規表現に一致」は、入力した文字列と参照元の全体が一致するかどうかで判定されるため、www. 付きで記録される可能性があるドメインには (www\.)? を付けています。「部分的に正規表現に一致」を選ぶ場合は、you\.com が他のドメインの末尾に一致して誤検出しないよう、結果の参照元を必ず目視で確認してください。うまくヒットしない場合も、画面に表示される参照元の文字列を見て調整します。
OpenAIの出版社・開発者向けFAQは、ChatGPT検索結果からの流入を追跡できるよう、参照リンクのURLへ utm_source=chatgpt.com を自動追加すると説明しています(2026年10月14日確認)。UTMが保持されていれば、参照元をchatgpt.comとして確認できます。リンクのコピーやリダイレクトなどでパラメータが失われる場合もあるため、実際の遷移先URLとGA4のデータを合わせて確認してください。
探索レポートの作り方:参照元を AIだけに絞る手順
探索レポートを使えば、既存のチャネル設定に影響を与えずに、AI経由のセッションだけを一覧にできます。GA4 の探索の基本は、GA4 ヘルプ(探索) でも確認できます。画面の名称は、更新により変わる場合があります。
- GA4 の左メニューから「探索」を開き、「空白」のテンプレートを選びます。
- 「変数」列の「ディメンション」の「+」から、「セッションの参照元」を検索してインポートします。必要に応じて「セッションのメディア」も追加します。
- 同じく「指標」の「+」から、「セッション」「エンゲージメント率」「キーイベント」(コンバージョン)をインポートします。
- 「設定」列で、「行」に「セッションの参照元」をドラッグします(2026年10月14日の日本語画面で確認。旧画面では「タブの設定」と表示される場合があります)。
- 「値」に「セッション」「エンゲージメント率」「キーイベント」をドラッグします。
- 「フィルタ」に「セッションの参照元」をドラッグし、条件を「正規表現に一致」にして、前述の正規表現を貼り付け、「適用」を押します。
- 期間を設定し、レポートに名前を付けて保存します。
これで、AIサービスごとのセッション数、エンゲージメント率、キーイベント数が一覧で確認できます。ランディングページごとの流入を見たい場合は、「行」に「ランディング ページ + クエリ文字列」を追加します。
確認のポイント
作成後は、AI経由のセッション数が極端に少なくても、設定の誤りと決めつけないでください。多くのサイトで、AI経由の流入は、検索や Direct に比べて小さな割合にとどまります。
最初は、フィルタを外した状態で、参照元の一覧を流量順に眺めることをおすすめします。想定していなかった AIサービスの参照元が見つかる場合があります。見つかったドメインは、正規表現に追加してください。
カスタムチャネルグループで「AI」を作る手順
標準のAI Assistantで全体を確認できるため、カスタムチャネルグループの作成は必須ではありません。独自に集計したいドメインがある場合や、旧データを同じルールで比較する場合に、補助的に使います。
- GA4 の左下「管理」を開き、「データの表示」の「チャネル グループ」を選びます。
- 「新しいチャネル グループを作成」を選び、名前を付けます(例:「AIを含むチャネル」)。
- 「新しいチャネルを追加」を選び、チャネル名に「AI」と入力します。
- 条件として、ディメンション「ソース」(またはセッションのソース)を選び、「正規表現に一致」にして、前述の正規表現を入力します。
- 保存し、チャネルの並び順を確認します。
- 「AI」のチャネルを、「AI Assistant」「Referral」より上に移動して、保存します。
チャネルは上から順に評価されるため、既存の「AI Assistant」や「Referral」より下に置くと、先にそれらへ分類されて独自の「AI」に入りません。この順序の確認は、見落としやすいポイントです。
GA4 で AI流入を測るときの限界
GA4 の AI流入の数字は、実際の AI経由の訪問より少なく出ることを前提にしてください。主な限界は三つあります。
アプリ内ブラウザとリファラの欠落
AIサービスのアプリ内ブラウザや、リファラを送らない設定の環境では、遷移元の情報が取得されず、セッションが「Direct」に入ります。この場合、AI経由であることは GA4 では判別できません。
AIによる概要・AIモードからのクリックは分けられない
Google の AIによる概要や AIモードから発生したクリックは、通常の Google 検索(google / organic)に含まれます。Google は、AI機能の表示やクリックが検索パフォーマンスのデータに含まれると説明しており(AI機能のガイド)、GA4 でも同様に、Google 検索の流入として記録されます。AIによる概要からの流入は、GA4 の参照元では取り出せません。AIによる概要の引用の計測は、AI Overviews の計測方法 を参照してください。
流入が少なくても、AIの影響がないとは限らない
AIの回答で社名を知り、後から検索して訪問する場合、その流入は AIではなく、検索や Direct として記録されます。AI経由の流入が少ないことは、AIの回答での露出が少ないことを意味しません。流入の数に加えて、言及率・引用率で、AI上での状態を確認してください。
Brand UP の AI流入機能でできること
Brand UP の AI流入 は、GA4 と連携して、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Copilot、Claude などの AIサービスからのセッション、ユーザー、エンゲージメントを集計する機能です。流入ページ、イベント、コンバージョンまで追えるため、AI上の露出が事業成果につながったかを確認できます。
探索レポートは手動の設定と更新が必要ですが、連携すれば、サービス別の集計を継続して確認できます。AIの回答での言及率や引用率とあわせて見れば、「露出はあるが流入がない」「流入はあるがコンバージョンにつながらない」といった状態も切り分けられます。
よくある質問
よくある質問
出典・参考データ
- [1][GA4] 探索の概要(Google アナリティクス ヘルプ)2026-10
- [2]AI features and your website(Google 検索セントラル)2026-10
- [3]デフォルト チャネル グループ(Google アナリティクス ヘルプ)2026-10-14

